太田桜の落ち葉
写真は、我が家の庭の「白川郷本覚寺太田桜2世」の、雪の上に舞い降りた落ち葉です。12月21日号読売新聞日曜版「酒ひと話」の挿絵に紀世彦がこの落ち葉を描きました。
「桜の葉の葉柄には蜜腺がある」のが定説だそうですが、太田桜には蜜腺が無いのが多いのです。 太田洋愛先生が描かれた太田桜の絵にも、蜜腺が描かれていません。太田先生が亡くなられた後、本覚寺の故原田理助ご住職が、「先生がこの寺で描かれた太田桜の絵に蜜腺を描き忘れた。自分で発見した桜なのに・・・と非難するOという人間がいて、私は実に不愉快です」と言われたので、僕が、1枝62枚の葉を描かせていただいたら、蜜腺無しの葉の方が多いことがわかり、「やはり、太田先生は正しかったんじゃ」と、ご住職が大変喜ばれたことを思い出しました。
次の頁へ
前の頁へ
トップ頁へ
|